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フェラーリという自動車のエンジン

フェラーリの車両組立工場では搭載されるエンジンの種類によって組立ラインが2種類に分けられていて、V8エンジンは1日に35台、V12エンジンは1日に15台を生産していると言われている。

V8エンジンのラインはパートごとに区分けされた流れ作業となっているが、V12エンジンは最初から最後までひとりの職人が担当する。
そしてその完成されたV12エンジンには、担当した職人の名が刻印されるという。


V型エンジンといえば、一般的には静かなエンジンでたると言われている。
しかしフェラーリのV8エンジンはF1を連想させるかん高い音を出す。
こればフェラーリのエンジンがシングルプレーンの4気筒クランクを採用しているからだ。
シングルプレーンとは同一平面上にクランクピンが並んでいるクランクを言う。
つまり4気筒エンジンのクランクと同じで、直列4気筒エンジンをそのままV型につなげた構造になっているのだ。

一般的に静かだと言われているベンツ、BMW、セルシオなどのV8エンジンはダブルプレーンを採用している。


V8エンジンは基本的にクランク2回転で8回爆発する。
1気筒あたり90度の間隔での点火するの為トータルな爆発順序を見ればシングルプレーンのフェラーリもダブルプレーンのベンツも同じだ。
しかし、バンクごとの点火を見てみると、フェラーリは左右バンク共に90度の均等爆発をするのに対し、ベンツなどダブルプレーンエンジンのV8は270度、180度、90度と不等間隔爆発をする。

不等間隔爆発では等間隔のタコ足を作るには左右バンクをまたぐレイアウトにする必要がある。
しかしフェラーリはシングルプレーンなので片バンクごとに容易にタコ足を作ることができるのだ。
だからフェラーリのV8エンジンは、あの快音が生まれるのである。


ダブルプレーンの利点としては回転がスムーズで振動が少ない。
フェラーリ以外のV8はほとんどが高級な自動車であるベンツ、BMW、セルシオなどは静かで速いダブルプレーンを採用しているのである。

つまりフェラーリという自動車のV8エンジンは特別な存在なのだ。